7/19(土)~8月の上映

特集「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」

特集「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」

◆3本の壮大なSF世界を味わうファンタスティックなチャンス!

レトロな昭和のアパートから、夢と浪漫の宇宙へ

大人向けの長編アニメが皆無に等しかった1970~1980年代のフランスで、ただ一人、壮大なSF世界の視覚化に情熱を燃やした監督ルネ・ラルー。彼が残した長編全3作を一挙上映いたします。

美麗なデジタルリマスター版を、ひんやりした洞窟感のシネマ203で満喫してください。

RL

配給:ザジフィルムズ

◆上映作品紹介


ファンタスティック・プラネットLa Planète sauvage

《第26回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞受賞》

地球ではないどこかの惑星で、真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らに虫けらのように虐げられる人類オム族の、種の存続をかけた決死の闘いを描く。

監督・脚色:ルネ・ラルー|原画・脚色:ローラン・トポール|音楽:アラン・ゴラゲール
原作:ステファン・ウル「Oms en série(オム族がいっぱい)」
1973年/フランス=チェコスロヴァキア/フランス語/72分
字幕翻訳:古田由紀子 (C)1973 Les Films Armorial – Argos Films

 


時の支配者Les Maîtres du temps

世界中のクリエイターに多大な影響を与えたバンド・デシネ界の巨匠メビウス降臨

砂漠の惑星ペルディド星で、巨大なスズメバチに襲われ父を亡くした少年ピエールは、天涯孤独の旅をつづけていた。父から託された最新式のトランシーバー・マイクで、父の友人ジャファールたちに助けを求めるガ、ジャファールたちは恐るべき惑星に囚われの身となってしまう--。

監督:ルネ・ラルー|設定:メビウス|ストーリーと脚色:ルネ・ラルーとメビウス
原作:ステファン・ウル「ペルディス星の孤児」
1982年/フランス=ハンガリー/フランス語/78分
字幕翻訳:横井和子 (C)1982 CITE FILMS – TF1 Film Productions

 


ガンダーラGandahar

やがて起こり得る世界の問題を予見、ガブリエル・ヤレドの音楽が彩る衝撃作

平和と悦楽の未来世界“ガンダーラ”では人々と動植物が平穏に暮らしていたが、突如、レーザーですべてのものを石化してしまう機械人間メタルマンの攻撃にあう。ガンダーラの指導者たちは勇者シルバンを探査に向かわせ、メタルマンを操っていたのは“ガンダーラ”の科学者がかつて生み出した人口生命体であったことを突き止める–。

監督・脚色:ルネ・ラルー|原作:ジャン=ピエール・アンドルヴォン
脚本:ラファエル・クリュゼル|キャラクターデザイン:フィリップ・ガザ|音楽:ガブリエル・ヤレド
1987年/フランス=北朝鮮/フランス語/83分
字幕翻訳:横井和子 (C)1987 COL-IMA-SON – France 2 Cinéma – TF1 STUDIO

◆必読連載『ファンタスティック・ワールドの歩き方』

本州最南端のカルチャー発信基地、田並劇場からの解説書! 全6回の連載です。

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